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晩秋蚕を終え・・・

収繭の作業は、ああこれでやっと終わる!という充足感があり、疲れていても楽しく作業できます。
ですが、晩秋蚕に限っては、今年もこれで終わりなんだ。。。と、寂しくてたまらなくなります。







今年もいい繭で締めくくることができました。ありがとうございました。

今日出荷でしたが、所用があり同行できませんでした。
松岡さんが機能していないので、今回は地元の選果場から群馬県の碓氷製糸さんへトラック輸送となりました。
長時間輸送なので、輸送時の衝撃による繭への影響を考え、今回の選繭は特に念入りにしたつもりです。
碓氷製糸さんでどんな評価されるか、心配でもあり楽しみでもあります。


そして、藁蔟も収繭




そしてそして、今年も「こくわ」を沢山いただきましたので、


こくわ酒を仕込みました。

生食用に少しとっておきました。柔らかく熟れたら食べごろです。

晩秋蚕を終えると、繭の始末から、漬物、野菜の保存や漬物など、やることいっぱい。
機織りや和裁の教室、他地区の農家さん、静岡の娘の所へも行きたいし。
雪が降る前のあと2ヶ月ぐらい、計画的に動かないと!

〈オマケ〉

真綿の綿帽子、似合う?(笑)
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晩々秋蚕のお手伝い

「晩秋蚕が終わり寂しくてたまりません」と書いて舌の根も乾かぬうちに、晩々秋蚕のお手伝いに(笑)
機械を導入されている最上町の農家さんのところへ、3日間通いました。



本当は、上蔟の前日「自動給桑機」が稼働しているところを見たくて伺ったのでした。
(これについては別記事にします)

上蔟の前日、親戚でご不幸があったとのことでした。
上蔟はいつも親族の方がお手伝いに来ていて、皆葬儀へ参列するので、人手が足りないとお困りでした。
私でよければ、とお手伝いさせていただいたのですが、、、
猫の手以下でした、申し訳なかったです。







広い蚕舎にズラリ!圧巻でした。
飼育量は今回10枚、これで大体半分、早口の分です。
5人で一斉に作業して、あっという間に吊るし終わりました。

遊佐のおとうさんのところとは勝手が違って、いろんな面で考えることがあり、勉強になりました。
ありがとうございました。


これは、網をとった後に残ったお蚕ちゃんを手拾いしているところ。至福の時間でした(笑)

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養蚕のスゴイ機械 桑畑編

晩々秋蚕の農家さん訪問の続きです。
昨年出遅れて見ることができなかった桑園へ連れて行ってもらいました。

まずは、おなじみの条桑刈取機
桑を切る機械です。これは遊佐でも使っています。

中央に見えるハンドルをぐるぐる回して、切断面の高さを調節できます

そして、運搬車。キャリアーと呼んでいました。
切った桑の束を運搬します。

養蚕に限らず、汎用機械と思いますが、
これがスグレモノでした。

なんと!リフトアップするのでした!
トラックへの積み込みもラクチンです。

キャリアーを導入してから、桑切りがとてもラクになったそうです。
移動しながら桑を積めるので、桑を運ぶのもほんの数歩、
積み込みも荷台が低いので桑の束を落とす感じで、体の負担が全然違います。
そうですよね、わたしは一束ずつえっちらおっちら運んでましたから。それに、
軽トラックにキレイに積み込まないと崩れ落ちてしまうので、重い桑を背負ったまま、
どこに積めばいいかとウロウロすることも。おかげで筋骨隆々になりましたが(笑)

刈取機に一人、
刈り取った桑を縛って束を移動させるのに一人、
その束をキャリアーに積みトラックへ積み込むまでに一人、
それぞれの作業スピードの連携も丁度よく、とても効率的に見えました。

遊佐では、刈取機に一人、2人でそれぞれ束を縛り運んで積み込みですが、
刈取機のスピードに追い付かず、桑がどんどんたまってしまいます。

桑の積み方は、むかし養蚕用の桑を出荷していた農家さん直伝だそうです。

一段目は向きを揃えて縦に並べ、
二段目は上下(穂先と根元)を逆にして縦に、
三段目は今度は横に向きをそろえて、
四段目はまた上下を逆ににて、
五段目は再び縦に、、、と、
組み木のように互い違いに積むので、沢山積んでも崩れないとのことです。

そして、この機械の操縦から積み込みまでおかあさんが一人でこなすのがとてもカッコよくて。
見た目は小柄でとても可愛らしい方なのに、そのギャップに行くたびに驚かされています。



「本当は刈取機は女性が操縦して、男たちが桑を運ぶんだけどな~」とおとうさん。
いろいろお話を伺うと、どうやら、おとうさんの身体を気遣ってのことのようでした。
本当にかっこいいわ~最上のおかあさん。憧れます。

2時間ほどでトラック山積みになり終了。だいだい給桑一回分だそうです。
軽トラック山積みの二杯分ぐらい。人力で運ぶのと比べると、半分の時間で同じ量ぐらいです。
身体への負担は半分以下のように思います。

桑園から蚕舎までは車で5分ぐらい。
公道を走るので、一応ロープで押さえていましたが、落ちる心配はなさそうでした。

・・・蚕舎編へつづく。

<オマケ>

と、と、トナカイ!?

腰抜かしそうになりました。ニホンジカだそうです。
ニホンジカ、ってこんなに大きかったっけ?ツノもすごく立派。
奥に見えるレストハウスで飼っているそうで、時々脱走するんだそうです。
桑を食べたりはしないそうで、ちょっと安心。

あーびっくりしたー(笑)
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養蚕のスゴイ機械 蚕舎編

つづきです。

一番見たかった自動給桑機&条桑切断機です。
正式名称は「全自動多段循環飼育装置」、通称ボンビックス。

この機械は、山形県には二台、全国でも数台しかなく、そのうち現役で使われているのは僅かとのことです。
山形県でも稼働しているのはこちらの農家さんだけになってしまいました。

さて、使い方。
ベルトコンベアーに桑を載せて流れていくと


その先で待っていた大きなギロチンが、ガッチャン!ガッチャン!と桑を切断!!


裁断された桑は、上部の大きなカゴに貯められて、


飼育カゴにバサバサッと


これで給桑完了! テンションあがりまくりでした!
「全自動」と謳っていますが、意外に手直ししていました(笑)

3列にそれぞれ88のカゴがあるので、これが88回繰り返されます。
最後のカゴが終わる頃には、最初のカゴは真っ白になっているそうです。
やっぱりねー。

5齢になるときに差をつけていて、1日に1列の予定で進めていました。
向かって左から、早口、遅口、右がおくれこ、と分けていました。
並んでいるので見比べできて、蚕の大きさや進み具合が簡単に見てわかりました。

次は上蔟の機械。(これは昨年も書きましたが)
自動条払機


カゴから網を取り出し、網を払います。


スイッチオン!でガタガタガタと上下に揺れ、桑の枝から蚕を振り落とします。

桑切断のガッチャンガッチャンと条払い機のガタガタガタガタ、まるで鉄工所の中にいるような大音量です。

落とされた蚕たちは、エスカレーターに乗せられ、


舟に入ります


専用の台車に積み


いっぱいになるとエレベーターで2階な上蔟室へ。

上蔟については、前々回の記事昨年も書いていますので、省略します。

この蚕舎の向かい側の蚕舎には、二台のボンビックスが。

こちらは3齢4齢用で、1列57カゴだそうです。
10枚なので3齢で20カゴ+α、4齢で倍に拡げてほぼ全部使い、5齢にはそれを更に4~5倍に拡げます。
おくれこもいるので、88の3列にゆったり収まります。

「養蚕活性化緊急パイロット事業」と掲げてあります。
蚕舎の外壁にも書いてありました。
平成7年なんてついこの間のことのようですが、20年も経っているんですね。
国の事業で導入できたとのことで、まだその頃は国も養蚕を見捨ててはなかったのですね。
今こそ再び養蚕活性化に光を当てて欲しいと切に願います。

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松岡さんの繭乾燥場が再建することになったそうです!
この上ない喜びです!本当によかった!
詳しいことは分かりませんが、希望が繋がりました。
ありがとうございます!!
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お手伝い、おしまい。

2週間ぶりの桑畑。爽やかな秋晴れです。


カモシカ除けの電柵を外す作業に行ってきました。

これで本当に今年のお手伝いおしまいになりました。ありがとうございました!

蕎麦の白い花が満開でした。


うっすら紅く染まる鳥海山。空の青とのコントラストが見事でした。

鳥海山の紅葉、今が見ごろです。

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「ずりだし」

お世話になっている機織り教室の先生から、「ずりだし」を教えていただきました。
「ずりだし」の解釈はいろいろあるようですが、先生は沖縄で習得したとのことで、
今回教えていただいたのは沖縄方式です。


晩秋蚕の外部汚染繭の生繭を持って行きました。冷凍保存していたものです。

アルミ箔で蓋をして


上から押さえて15分ぐらい、沸騰させないように。


煮上がったら、糸口を探し出して


今回は18粒でやりました。


エアーじゃないてますよ(笑) ちゃんと糸を掴んでいます。


生繭でできる機会なんて滅多にないからと先生が仰って、機織りをしていた方達を巻き込みました。

こうゆう作業得意だわ~、
野麦峠の工女の気分ね~、
辛いわ~逃げ出しそう(笑)、
など、みんなでワイワイ楽しく作業しました。

ずりだしした糸の上にビーズをこぼして、糸が絡まるのを防ぎながら、


糸枠に巻き取ります。


絡んだ糸を解しながら、注意深くクルクル。

座繰り機がまだなかった頃の、原始的な方法で、ゆっくりゆったり作る糸、癒しの時間でした。

時間になり、宿題になりました。翌日家で続きを。

繊細でゆらゆらした優しい糸です。惚れ惚れします。

小豆が無かったので、ささぎ豆で。
先人の知恵は素晴らしいですね。豆が絡まりを解してくれます。


手間はかかりますが、座繰りとはまた違った楽しさです。


「あげずば織」という、1粒の繭の糸で織る織り方が沖縄にあるそうです。信じられません!
「あげずば」は「蜻蛉羽」と書き、トンボの羽のことで、透けるような薄さと軽さ、繊細さを表現しているのでしょう。
いつか見てみたいわぁ~。1粒はキビシイけど、せめて10粒ぐらいでは引けるようになりたいものです。

今は18粒で頑張ります。糸がたまったら何かに織りたいと思います。
また伺います、ありがとうございました。
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お蚕ちゃんが主人公の・・・♪

お蚕ちゃんが主人公の漫画を発見しました!!
タイトルは「おかいこぐるみ!」

まさかまさか、お蚕ちゃんが主人公の漫画があるなんて、夢のようです。
作者の唯根さん、ブラボー!!

ウェブ無料配信の「となりのヤングジャンプ」に連載中で、単行本化。
iPhoneでも読めるのですが、昭和なわたしは、紙の書籍で安心したくて(笑)即注文。

ちなみに・・・「おかいこぐるみ」とは、『御蚕包』とかき、
全身を絹で包まれること、転じて、裕福な暮らし、の意味を持つそうです。
初めて知りました、素敵な言葉ですね。

漫画とあなどるなかれ。
養蚕の歴史や民俗、学術的なことまで、易しくわかりやすく触れています。
養蚕入門書と言っても過言ではない(かも?)と思います。

そしてキャラクターがとにかくキュートで♪
本物のお蚕ちゃんに触れた時の感触を思いだすような描写も多く、読むほどにほっこりしてます。

今までお蚕ちゃんのことを知らなかった人でも興味をそそること必至です。
若い方のファンも多いみたい。
お蚕ちゃん人気が爆発するかも?わくわくしますね~。

・・・続きはWEBで♪(笑)

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09 11
プロフィール

ひか♪

Author:ひか♪

2012年秋、お蚕ちゃんに一目惚れ♪
2013年~ 養蚕農家さんへ弟子入り、
座繰り・真綿・和裁・草木染(真綿)・
機織・糸染(生糸)などなど

…MY SILK ROAD 模索中(迷走中?)

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